撃ち殺された・・・

僕はとあるマフィア一家の秘密を握っており、どうやらその秘密を敵に漏らしてしまったようだ。
窓から外を覗くと、ヒットマンらしき男たちがうろついている。
もう逃げることは出来ない。

隣にいた男が「早く逃げろ、ここにいたら殺される」と言った。
でも、逃げ回って醜い殺され方をするよりは、覚悟を決めようと思った。

僕は窓からひとりのヒットマンに声をかけた。
「僕は逃げ隠れしないから、殺したいのなら中に入れ」
すると髪を伸ばしたチンピラ風の褐色の肌をした男が、拳銃を持って中に入ってきた。
僕はベッドに仰向けに横たわって、自分の眉間を指して言った。
「ここに一発ズドンと撃ち込んでくれ」

僕は目をつぶった。
覚悟を決めているといっても、やはり怖かった。
自然に布団を掴んだ手に力が入る。

暫く目をつぶっていたが、何も変化が無いので目を開けてみた。
するとヒットマンは僕の頭に拳銃を押し当てたまま、脂汗をかいている。
どうやら、まだ人を殺したことが無いらしい。
僕は「早くやってくれ。殺さないのなら帰ってくれ」と言った。

するとヒットマンは「今殺ってやるから、覚悟しろ」と拳銃を握りなおした。
僕は再び目を閉じた。

数秒すると、突然目を閉じているはずなのに視界が開けた。
僕は死んだらしい。
体から力が抜けて、重くなった。
同時に魂だけになった僕の意識は肉体から剥がれるようにふわりと起き上がった。
短かったが、僕の人生は終わった。
特に後悔の気持ちも無かった。

ベッドを振り返ると、血だらけになった自分が横たわっている。
部屋を出て窓の外を見ると、生きている時に見えなかった霊たちが空中を漂っている。
中には醜い姿をしているものもいる。
あれは悪霊だろうか。

僕は階段を下り、玄関のドアを開けようとした。
そうだ、僕はもう肉体を持っていないのだ、と気がついて、思い切ってドアにぶつかってみた。
すると体(魂)はドアをするりと通り抜けて、表に出た。

庭に回ってみると、友人達がパーティをしている。
もちろん皆僕の姿に気がつかないのだが、ただひとり、霊感の強いA子だけは僕の存在に気がついた。
彼女は僕を見て、悲しそうな顔をした。

僕は彼女に言った「というわけで、僕は死んだよ」
彼女は黙って頷いた。
ちょっと困っているようなので、ここを離れることにした。
「じゃあ、お別れだけど、A子も幸せになれよ」
A子は回りに気付かれないように頷いた。

A子の隣では、B子が僕に気付かずに世間話をしている。


夢はここで終り
昨日youtubeで、戦争で人が撃ち殺される映像を見たからだ。
死ぬ瞬間の感覚は非常にリアルだった。
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by waldo_pepper | 2006-08-07 07:07 | 昨夜見た夢
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