尻尾

昨夜見た夢

人間には実は尻尾がある。

動物にある尻尾とも、脊椎に残っている退化した尻尾とも違う。

尻尾は、独立した人格を持っている。

ブラック・ジャックに出てきた「人面瘡(じんめんそう)」のようなもので、人間に寄生しているのだ。

多くの尻尾は自己中心的で、猜疑心に満ちており、嫉妬深く、攻撃的である。

尻尾の人格は寄生している人間にも大きな影響を与えている。

だからそのような人間は尻尾の影響を強く受けていると見ることが出来る。

また人間は自分の尻尾を視ることが出来ず、その人の親だけが子の尻尾を見ることが出来る。

・・・・

そんな尻尾伝説があるのだが、僕は勿論信じていなかった。

自分にも、自己中心的で、猜疑心に満ちており、嫉妬深く、攻撃的な部分はあるのは自覚しているが、それはあくまでも尻尾とは関係ない、自分自身の魂の一部であると思っていた。

ある日、部屋で仕事をしていると、父親が入ってきた。

父は突然机に飛び乗ると僕に向かって言った。

「お前!尻尾が見えるぞ!」

父が僕の頭上を指さしている。

見上げると、黒光りした直径3センチほどの「管」のようなものが自分の意志とは関係なくぐねぐねと伸びて動いているのが見えた。

僕はパッと両手でその尻尾を掴んだが、ぬるぬるとしていて、手からすり抜けてしまった。

僕は慌てて立ち上がり尻尾を確認しようと必死に体をよじった。

父が包丁を僕に手渡し、「これで切り取るんだ!」と叫んだ。

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by waldo_pepper | 2008-05-09 16:50 | 昨夜見た夢
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