2006年 07月 28日 ( 1 )

「ジャーヘッド」

「アメリカン・ビューティ」のサム・メンデス最新作「ジャーヘッド」を観た。

湾岸戦争に従軍する主人公、アメリカの、ごく普通の青年が海兵隊に志願し、中東の砂漠に送り込まれる。
戦争の非日常、異常な状況の中で、主人公は次第に精神のバランスを崩していく。
一見「フルメタル・ジャケット」のようなメンタルな狂気を描いたものかと思ったが、淡々として、何処かユーモラスでもある。

主人公は物語の中の1991年当時20歳。僕よりちょっと年下だが、ほぼ同世代だ。
日本とアメリカは政治的には同盟国で、日本はアメリカ文化の強い影響を受け、もちろん経済での結びつきも強い。お隣の中国韓国よりもある意味近い国とも言える。
ところが、日本と決定的に違うのは、彼らがほぼ10年ごとに世界中で戦争をしていると言うことだ。
WW2後、平和憲法を掲げて、一切ドンパチをやらかしていない日本とは違う。
僕が毎日満員電車に揺られて会社に通っていた頃、年の変わらない彼らは砂漠で硝煙と砂と油にまみれていた訳だ。
とはいえ、劇中の米兵達の悩み苦しみは、何か甘っちょろい気がする。
戦争を知らず、銃を持ったことも無い日本人が言うなよと言われそうだが。
世界一強い国アメリカ、その最強の軍隊、海兵隊。戦争だから命を落とすこともあるだろうが、圧倒的優勢には代わりが無い。
おそらく彼らと対峙していたイラク兵はもっともっと死が身近にあったに違いない。

日本公開版公式
f0011272_7304764.jpg
f0011272_731187.jpg

[PR]
by waldo_pepper | 2006-07-28 23:21 | 映画の感想